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スピーカー、アンプ、DAC等のオーディオレビューをしています。
2024.04.19
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2013.01.09


PM7004.jpg

プリメインアンプのMarantz PM7004(メーカー希望小売価格 ¥66,667)のレビューです。

比較はふだん使用しているONKYO A-922M Ltd('96年発売)と、ちょうどソウルノートからレンタルしていたSOULNOTE sa1.0と聴き比べました。

高域が伸びてレンジが広く繊細な音で、濃い音ではなくサラッとした音と言うんでしょうか。やや清涼感のある響きはクラシックに合いそうな音です。(ポップスなども好んで聴いていましたが)
フラット気味な音の広がりが印象的で、低域はさほど強くないですがよく締まって出ています。その後の店頭試聴でも、デノンのアンプは中低域が分厚くボーカルが聴きやすい特徴に対して、PM7004は密度は薄くなりますが全帯域がバランス良く聴ける特徴がありました。押し出し感やノリの良さが出るタイプではなく、品よくスッキリした方向に鳴らしてくれます。

A-922M Ltdと比較すると高域の解像度が上がり、演奏の力強さや厚みは少し弱く感じます。
SOULNOTE sa1.0ははっきりした余韻の少ない音で、演奏は力強くなり低音の圧力も強まるのでPM7004と音の傾向はかなり違います。

これより下位グレードのアンプではKENWOOD R-K1000を所有していましたが、デジタルアンプとしては暖色系の音で、PM7004と比べるとやや薄さを感じ、ボーカルが前に出てくる特徴があります。しっかりした定位の良さとデジタル的な細かい音の粒を楽しめるアンプです。PM7004の繊細な音と全体の厚みが自分には自然に感じましたので、グレードというよりデジタルとアナログの好みの違いになりました。

PM7004の特徴として中音域の調整ダイヤルがあります。ボーカルの張り出しを抑えたり前後の位置調整に効果がありました。


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