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スピーカー、アンプ、DAC等のオーディオレビューをしています。
2024.04.24
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2013.03.29


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D/Dコンバーター、M2TECHのhiFaceTWO。(メーカー希望小売価格 ¥33,737)

前作hiFaceより低ジッターの発振器搭載、内部回路のリファインなど、改良が加えられて音質が向上しているとのことです。またアシンクロナスでASIOドライバーにも対応しています。
使い勝手は良く、AC電源とUSBケーブルが不要なので同軸変換アダプタのように使えるシンプルさが特徴です。

別PCで100時間ほど使用させた後、手持ちにDDコンバーター JAVS
UDT-1('10年発売)があるので聴き比べてみました。再生ソフトはfoobar2000+WASAPI、使用したケーブルは同軸、USBともにオーディオクエストの安いケーブルです。
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UDT-1接続に聴き慣れた耳でhiFaceTWOに換えると、低域の量感が増えて高域はおとなしくなり、低域重視のバランスになりました。ノイズ感が軽減されて音の抜けも良く、滑らかな音になっています。しっとり楽器の音色を聴くにはノイズを感じない音が綺麗で耳あたりが良く、クラシックでは低域の広がりも好みです。
低域の量は増えますが少しボワついてしまうのはバスパワーだからでしょうか。また低域バランスの影響でドラムの位置も低くなるのが気になりました。

再びUDT-1に戻すと低域は輪郭が出る反面ボリュームは小さくなり、中域のボーカルやドラムの音像が大きくなって音数が増え、全体が明るくなります。ただ中高域に若干の粗さを感じ、特にボーカルや個々の楽器の音色はhiFaceTWOの方が滑らかで綺麗な音でした。

音のバランスはDACのUSB入力とどれくらい差があるのか気になったので、オンキョーのDAC1000でUSB接続の音を確認してみました。
その後DAC1000にhiFaceTWOとUDT-1をそれぞれ経由させて聴いたところ、UDT-1はUSB接続の音と同じバランスになりました。どうやらhiFaceTWOは低域重視の変化になると考えてよさそうです。

ただUDT-1は粗さを感じるので、この点は仕様の古さやACアダプタがスイッチング型なので音質面に影響が出ているかもしれません。
hiFaceTWOの良い音は確認できましたが、DDコンバーターではあまりバランスが変わってほしくないので、次はJAVS X-DDCで品質の良いAC電源を取って音を聴いてみようと思います。

今回はコアな比較になってしまいましたが、そもそもDACにオンキョーDAC1000のような音質にこだわったUSB端子があればDDコンバーターは用意しなくていいんですよね。手持ちのソウルノートsd1.0はUSB端子がないためにDDコンバーターの音探しを行うはめになっています。DAC1000ならUSB接続でもベストな音質ですから羨ましいです。(プチノイズ問題が出なければという問題はありますが)


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