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スピーカー、アンプ、DAC等のオーディオレビューをしています。
2024.04.25
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2013.01.16


DAC.JPG
5万円前後のDACで聴き比べをしてみました。※全てスピーカー出力による感想です。

一番の目的はどのサイトでも絶賛されているBabyfaceが気になっていたことと、またLUXMANのDA-100も自分の好みに合いそうなレビューだったので購入してみました。ふだん使用しているMusic Streamer II+よりも上の音質であればいいなという期待もあり比較してみました。

Babyfaceはミュージシャンが録音システムとしても使える機材とのことで録音性能が高く評価されています。付属品にはレコードやMD音源などから入力できるケーブルも付いていました。そのプロユースの機器をピュアオーディオとして使えるとして近年注目されているようです。

(使用システムはアンプがONKYO A-922M ltd、スピーカーはDYNAUDIO DM2/6。音源はApple LosslessとAAC256kbps。プレーヤーソフトはfoobar2000のWASAPI排他モード。)


Babyface.jpg
RME Babyface:
ボーカルのリアリティと高域のクリアな音に驚きました。忠実で味付けのないHiFi系サウンドで細かい音の粒がとても心地よく広がります。楽器の実在感も良く、冷たく澄んだピアノの余韻にはうっとりと浸ります。

一方でポップスやロックを聴くとボーカルが浮かび上がるかわりに演奏の像が小さく、なんとなく寂しい感じがします。これがプロの評価する本当のフラットなのでしょうか。今まで自分はトーンコントロールはOFFにしてそのままの音を聴いてきたつもりですが、Babyfaceはまた違うバランスになりました。
フラットではなくなりますが、付属のソフト「TotalMix」でイコライザ調整すれば好みの音にできるのだと思います。自分には敷居が高いソフトで使いこなせませんでした。

透明感・高解像度が重視するポイントであれば、他を探してもなかなかライバルは見つからなさそうです。

(追記)
その後オーロラサウンドのACアダプタBusPower-Proを接続したところ、音に芯が出て力強さが出ました。印象が変わりましたので別の記事で感想を書いています。


Music Streamer II+.jpg
Music Streamer II+:
Babyfaceと比べると真逆の暖色系な音です。繊細さや透明感が劣る反面、中域が前に出て演奏に力強さが出ます。アナログっぽい線の太さと健康的な音です。曲によってはBabyfaceがフィットすることもありますが、元気に音楽を聴くという点ではこれが好みです。


Music Streamer II.jpg
Music Streamer II:
下のモデルですが音の傾向は似ています。II+よりも高域の広がりや分離がやや劣り、音場が狭くなります。低音の強さやボーカルなど中低域に変化は感じません。

別の記事でも書きましたが、それでもサウンドカードのONKYO SE-200PCI LTDに比べれば一聴してわかるノイズのなさと音のリアル感が向上し、またITmediaというサイトでは上位モデルのSE-300PCIEと比較レビューされていましたが、音質でMusic Streamer IIが少し上回るような内容になっています。<参考ページ>http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1106/06/news056.html
約2万円で手に入るわけですから価格を考えれば質の高い商品だと感心します。


DA-100.JPG
LUXMAN DA-100:
Music Streamer IIより繊細な音ですが中域が出てくる似た傾向の音で、評判の良いヘッドアンプを使わない自分には価格面からグレード面での差がなく少し残念な結果となりました。AC電源なので低域が締まってはっきりするかと思ったのですが、柔らかい低音はLUXMANの特徴かもしれません。しかし厚みがあり中高域の繊細な暖色系の音も好みですし、同じく明るく音楽を聴けるという点では決して悪い評価ではありません。

DA-100の特徴としてデジタルフィルターが2種類あり、フィルター1は本来の優しい音、フィルター2はボーカル重視から少し音を広くしたスッキリした音。微量な変化ですが面白いです。
また接続端子はコアキシャル(同軸)と光デジタル入力が可能です。


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