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スピーカー、アンプ、DAC等のオーディオレビューをしています。
2024.04.26
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2013.01.09


CM1.jpg

B&W CM1(メーカー希望小売価格 ¥116,000)の試聴レビューです。

CDプレーヤーはマランツSA8004、プリメインアンプはマランツPM8004でした。トーンダイヤル±0は確認しています。


特徴
モニター系スピーカーで解像度が高く、キラキラした高音と驚くほど広がる量感たっぷりの低音。高域と低域が強調されてボーカルは前に張り出さないバランスで、奥に音場を形成している鳴り方です。

ふだん高音がやさしいスピーカーを使用しているせいか刺激を感じ、シンバルの音が目立ちます。
低音はスケールの大きな量感で、かなりボワっと広がるので好みが分かれそうです。

ボーカル・中音域は透明感があり綺麗です。※合わせていたアンプPM8004は中音域の調整ができるので、CM1のボーカルをもう少し目立たせることもできます。

ただボーカルは他のスピーカーとの同時比較で強いインパクトは感じませんでした。同じクリアな歌声のスピーカーではFOSTEX GX100MAの方が生々しく聴こえます。


ジャンル
自分のCDを持参して聴いたのですが、低音の特徴がかなり強いので、合う合わないがはっきりしていました。

大編成のオーケストラを聴くとコンサートホールにいるかのような空間を感じ、それぞれの楽器の位置がはっきりと定位してスケールの大きな低音は余韻として響き渡ります。はじめて聴いたクラシックの1曲だけで欲しいと思ってしまいました。
またロックなどで量感を重視する曲であればぴったりではないでしょうか。

一方でそれ以外の、ベースの演奏を楽しみたい曲や弾むような低音が欲しい場合はとても制御できそうにありません。ポップスやジャズでは広がる低音が支配しているような曲になります。でもこの量感が好みの人にはオールラウンド・プレイヤーになるんでしょう。

CM1は特にセッティングが重要なスピーカーらしいので、スピーカースタンドに置けば刺激のある高音も落ち着くかもしれません。また能率が低いのでアンプ選びも重要になります。
我が家の環境ではCM1本来の性能を出させるのは難しそうです。


CM1-2.jpg


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