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スピーカー、アンプ、DAC等のオーディオレビューをしています。
2024.04.27
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2012.12.29


DYNAUDIO.JPG

オーディオスピーカーで有名な、ディナウディオのDM2/6(メーカー希望小売価格 ¥97,200)を使用して1年になります。DM2/6はラインナップの中で一番下のモデルですが評判通りの良いスピーカーでした


特徴
芯のある弾む低音が特徴で、この重くてよく弾む低音は10万円クラスのスピーカーでもあまり見かけません。量感はありますがボワつくことなくベースの演奏音もしっかり楽しめます。(同価格帯の低域が引き締まるスピーカーに比べれば膨らみます)

高音は薄いピンクをイメージさせるような色づいた繊細な音で、B&W CM1やFOSTEX GX100ほど刺激のあるタイプではありません。力強い低音を出す美音系スピーカーという印象です。楽器の位置がわかる定位の良さと解像度の高さ、音場の広さも価格以上の性能だと思います。

ボーカルは男性、女性ともに歌声がクリアに浮かび上がって生々しいのも特徴で、奥行き感と音場の広さがあるのでステージを想像させるような鳴り方です。

我が家の設置環境では背後の壁から30cmの距離なので、本当はスピーカースタンドに置いて距離を取ってあげないともったいないですね。


DYNAUDIO-6.jpg

ジャンル
対応ジャンルは広いと思います。
クラシックは音場がスピーカー付近に展開するので大編成オーケストラはホールの雰囲気が出ています。小編成でもチェロやコントラバスの低い響きや、ピアノやヴァイオリンの透明感ある美しい音色を浮かび上がるように再現してくれます。

ジャズは綺麗系ジャズがぴったりで生演奏のようなリアルな音場が出来上がり、女性ボーカルは透明感と艶があります。暗いジャズの雰囲気を出したり、中域が前に出て聴かせるタイプではないようです。アコースティック系はDYNAUDIOの特徴が存分に出ています。

ロックは中高域が繊細な音ですが弾む低音からリズムにのれます。ポップスは曲によって中域の演奏が引っ込み低音が強すぎるように感じます。このあたりの印象は選曲や好みで変わりそうですし、音場型なので演奏が積極的に前に出てこないところも好みですね。


使用アンプ
プリメインアンプは昔からお気に入りの小型アナログアンプONKYO A-922M ltdを合わせています。A-922M ltdはデジタルアンプのようなワイドレンジで高解像度のクッキリした音ではなく、デノンほど中低域重視でもなく、クセが少ないアンプだと思っています。適度な力強さもあり、DM2/6と雰囲気で聴かせてくれます。

以前貸出し試聴したプリメインアンプのソウルノート sa1.0 とDM2/6を組み合わせた音では、よりリズム感たっぷりの音になりロックやR&Bは相性抜群でした。強弱をはっきりさせる音と言うんでしょうか。余韻が少ないためにクラシック向きではないので sa1.0 は購入しませんでしたが、面白い組み合わせでした。

購入前の試聴でよく聴いた、ATOLLセットの組み合わせも好印象でした。DYNAUDIOのふわっとした中高域がより明るくなる感覚があり低音は引き締まって十分な力強さがあります。sa1.0もそうですが、足りない部分を補う組み合わせではなく長所を伸ばす組み合わせですね。


DYNAUDIOブランドは昔からの憧れでしたから、10万円以下でこのような素晴らしいスピーカーを出してくれるなんてほんとに有難いです。


DYNAUDIO-6.jpg
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