Music Streamer II レビュー

DACのMusic Streamer IIシリーズのレビューです。

価格は2万円程度ですがとてもコストパフォーマンスの高いDACです。
このMusic Streamer IIを購入した時はまだ情報が少なく価格から半信半疑でしたが、買って正解の商品でした。今ではオーディオ雑誌で定番のDACになっているようですね。

昔PCオーディオをはじめようとサウンドカードのONKYO SE-90PCIやSE-200PCI LTDを購入し、うまくまとめられた聴きやすい音でしたがやはりPC内部のノイズを拾ってしまうので解像度は今一つで、かといってONKYOのUSB DACであるSE-U55SXではノイズは減りますがDACとしての音のグレードが下がってしまいました。当時は高価なDACの情報が少なく、結局CDプレーヤーのONKYO C-722Mに頼っていました。

一方Music Streamer IIは、退役したC-722Mと同時比較はできませんが、ノイズを感じることはなく、価格を考えれば広がりや解像度も十分でアナログっぽい元気な音を出してくれます。

DACとして定番モデルになっているLUXMAN DA-100も同じくアナログ的な暖かみのある音ですが、繊細さを感じるのに対してMusic Streamer IIは線が太い印象です。DA-100はヘッドホンアンプとしても優秀なので価格が上ですが、DACとして大きなランク差は感じませんでした。でも音質としては線の細い方が良いかもしれません。

上位モデルのMusic Streamer II＋になると、ボーカルや低域は同じままで、高域がより分離されて広がります。

昔のONKYOファンとしてはDAC-1000も一度聴いてみたいですが、最近のオンキョーは音の粒を細かくキラキラさせた冷たい高解像度傾向にあるので、アコースティックなどの演奏を目の前で聴いているような感覚を求める自分には合わない気がしてなかなか購入に至りません。

ただデジタルらしいキツさは弱いとも書かれていて迷います。所有のシステムで合わせてみないとなんとも言えないですね。

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